天使の杖でおいでやす トップページへ戻る

真っ赤な夕陽が呼んでいる  京都丹後鉄道 網野駅


「駅舎は夏の海に浮かぶヨットのデザイン、
屋根は風をうけたマスト。
窓は船室に見立てた丸窓になっていて印象的です」
そんな旅情豊かな網野駅へ、フェルメール ブルーさんの懐かしい記憶に誘われて・・
出発!
とっても気になるおいしい情報もお見逃しなく♪

◆◆◆

15年ほど前、仕事で度々丹後方面へ出張していました。
JRは利用せず、自分で車を運転して行っていました。
峯山を通過して網野にさしかかると、JR網野駅が見えてきます。
網野駅はローカルなのに、なぜか駅がシャレています。
その駅舎が見えると、「あぁ、やっと着いた」とホッとします。
仕事を終え、海岸沿いを車で走る頃、太陽は西のそらにすっかり傾いています。
夕陽が「お疲れさん」と語りかけ、私を癒してくれているように感じたものです。
家路を急がねばならない私は、ロマンに浸る時間もありませんでした。
ただ、あの地平線のかなたには、何かイイこと一杯ありそうだなぁ。
そんなことを思った記憶があります。
夕陽に見送られ、再び網野駅の姿を眺めながら
「bye bye、またくるねぇ」とあっさり去るばかりでした。

あれから時は流れ・・・、懐かしく思います。
いつの日かあの美しい夕陽をもう一度見たいものです。
叶うことなら50年前にタイムスリップして、
あの時出逢った彼と手をつなぎ、ゆっくりとときを噛みしめるように
砂浜を歩いてみたいです。
夏の夕暮れ 夕陽が浦にて潮騒を聞きながら・・。

・お食事のご案内

網野駅の近くに「とり松」という、寿司店があります。
ここのお寿司は、京丹後地方にのみ古くから伝わる、全国でもここだけの独特の「ばらずし」です。
とり松では、鯖を独自の製法で炒り炊きにして「おぼろ」にします。
椎茸・干瓢きょう・たけのこ・錦糸玉子・かまぼこなどの具材があります。
正方形の折にすし飯を詰めて、上記の具材を、五段くらいのサンドイッチ形式に仕上げます。
とても美味しいです。
一人前850円。
網野駅、夕陽、ばらずしのご案内でした。
一度お出かけください。
(2018.11 by フェルメール ブルー)

◆◆◆

海辺の街、ヨットを象ったローカル線の駅舎・・。
それだけでもワクワク、行ってみたくなりますが
フェルメール ブルーさんが素敵な駅物語を添えてくださいました。
当時はロマンに浸る時間もなかったとおっしゃっていますが、
何度もその駅舎を見つめ、夕陽に癒やされてお仕事を頑張っていらっしゃった
フェルメール ブルーさんの重ねた歳月が今、駅舎にロマンを添えているように感じます。
“いつの日にかもう一度・・”
物語を秘めた日本海の街が夕陽に染まるとき
そんなことも本当に起こりそう・・
ありがとうございました。

京都丹後鉄道網野駅(外部リンク)

とり松(外部リンク)
アクセス:JR網野駅から右に曲がり、178号線沿いにまっすぐ10分ほど歩いたところ左手。
※ばらずしは京都駅(新幹線改札内売店、キヨスク、伊勢丹地下2階など)でも購入できるようです。
 まずは味わいから旅気分♪(でもやっぱり本店にいってみたいですね)

みんなのおでかけレポート集へ

1.トップページへ戻る
2.図のない京都図鑑(お出かけガイド)へ
3.お花つみガイド(お手洗い情報)へ
4.お役立ち情報玉くしげへ
5.杖休め茶屋へ