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みんなのおでかけレポート特別編
2019年秋のおでかけ交流会

秋の京都を翔け巡った! 天使のミステリーツアー体験記


prologue 〜making of mystery〜

「11月24日、京都屈指の観光名所へ繰り出しましょう!」
「京都が1年で1番混むときやね」
「そう!世界中の人々を魅了する秋の京都、私たちだって感じようじゃないか!
 しかも途中で市内を大移動しちゃおうじゃないか!」
「えっ?それ大変ちゃうん?大丈夫なん?」
「もう決めちゃいました!参加者の皆さまには行き先はヒミツにしときます!」
「・・・」

かくして2019年のおでかけ交流会は、いささか暴走気味のyukiが舵を取り
ミステリーツアーとして執り行われることとなったのでした・・。
ちょっぴり無茶な?大冒険、はじまりはじまり〜。

目次

prologue 〜making of mystery〜
1.集合は2箇所
2.まずは本日の無事を祈願?○○神社
3.「大変!甘味処の前で動かない人が!」□□の道
4.香と彩の織りなす錦繍の世界を自分だけの作品に 手作り体験
5.かけがえのない今日に乾杯!交流会
6.それぞれのミステリーツアー(参加者レポート)
7.tour DATA

1.集合

今回のツアーの一番の難題は、いかに混雑をかいくぐるかということでした。
とばいえ、向かおうとしているところがまさに台風の目。
最初の目的地は、白川通よりやや東、南北でいうと丸太町通あたりと
京都の中でも紅葉の名所の集中するエリアです。
せめて私たち自身がバスの中や乗降時に混雑要素にならないようにするためと
参加者の便宜も考慮し、集合場所を東西線東山駅と烏丸線丸太町駅の2箇所に分散することにしました。
今回も昨年同様交流会のガイドをお引き受けくださることになったケアサポート禅和のJさんに相談すると、
「いいですよ」と爽やかに応じてくださり、ガイドさんもふたてに分かれて集合してくださることに。
ありがとうございます!
一日よろしくお願いいたします。

当日、私 yukiは丸太町駅から参加。
「おはよー、晴れて良かったねー」
「わぁ久しぶり!来てくれて嬉しい」
「お手洗い、いっときー」
徐々に集まってくる参加者の皆様とひとしきり挨拶を交わし、
7名の当事者と禅和の皆様、全員揃ったところで出発、進行!

予定通り東天王町のバス停でバスをおり、最初の目的地
○○神社に向かう手前で、すでに到着していた東山組の皆様
(当事者4名+盲導犬Pちゃん+禅和の皆様)と合流。
東山組の皆様は予定より早いバスで順調に宮ノ前町に着いたとのことで、
おしゃべりしながら待っていてくださいました。
「改めて皆様、本日はよろしくお願いします。
 さてこれから向かいますのは・・」
さあ、どこでしょう?

2.○○神社

ゆるい坂道をてくてく辿ると「鳥居がみえてきましたよ」。
「狛犬はいますか?」
「狛犬?あ、いますいます、普通の顔のと、へんな顔のがいます」
え?へんな顔??

ここは、狛犬ならぬ狛鼠をお祀りしてあることで有名な大豊(おおとよ)神社です。
昨年末、とあるバザーの集まりで、今年の干支・イノシシをお祀りしてある護王神社に案内いただき
とても嬉しかったので、今回はぜひ皆さんを来年の干支・ネズミをお祀りしてある神社に
ご案内できたらと、ここを最初の目的地に選んだのでした。
大豊神社は山あいに静かに佇むこじんまりとした神社。
大きな木々の鬱蒼と生い茂る境内は、紅葉シーズンのさなかにありながら
どこか喧噪とは離れた、緩やかな空気が流れています。
とは言ってもそこそこの人出はあり、通常の御守授与所の他に茶店も出ていたようで、
気づいたら参加者のTさんが緋毛氈に腰を下ろしてみたらし団子を召し上がっていました。
たぶん私があまりに羨ましそうだったからかひとつわけてくださったそのお団子は
香ばしくてほんのりあったかくて、まるでアンパンマンの顔をわけてもらったネコ男くんみたいに?
心が元気になるのを感じました。
実は準備やら何やらで寝るのが午前4時前だったことも、
少しばかりの不安や緊張も全部ふっとび、元気100倍です!
ごちそうさまでした。

大豊神社の境内には、実はネズミだけではなく
いろんな狛動物さんたちが潜んでいます。
「皆さん、ガイドさんと一緒に探して、さわってみてくださいね。
 ここの動物さんたちは神様のお使いなので、きっとよいことありますよ」

「私は狛犬、狛鼠、狛巳(へび)を触ってみました。
 手触りもそれぞれ異なっていて、おもしろかったです」(Tちゃん)
確かに、ヘビさんはつるっとした大理石っぽい手触りでした。
うんうん、おもしろかったね!
「ゆばまんが気になった。食べるべきだっただろうか」(Kさん)
おお!それは食べるべきでした。いつか食べられるといいなあ。

ちなみに、神社の入口の鳥居のところの「へんな顔の狛犬」ですが、
大豊神社にはいろんな狛動物さんがいるため逆に狛犬についての情報は乏しく、
なんだったのかは謎のままです。
ポッケにひとつ、小さなミステリーのお土産。

3.□□の道

大豊神社からゆるい坂道をおりて、疎水分線に架けられた大豊橋に戻ってきました。
この疎水分線沿いにおよそ1.5kmにわたって続くのが・・
そう、かの有名な哲学の道です。
「かの有名な」と冠しても苦情が出ないくらい有名な哲学の道ですが、
意外といったことないとか、何十年もいっていないという声もよく聞きます。
春は桜、夏は青葉や蛍、秋は紅葉と、四季が河畔に織りなす風景の中を
気軽に歩ける小径、観光客だけのものにしておくのはもったいないですよね。
車も通らないので、のんびり散策にお勧めです。
この日は大豊橋から浄土寺へ抜ける辺りまでを1時間ほどかけて散策しました。
班別に分かれてのわいわい食べ歩き、懐かしい修学旅行みたいで
自然と心がはしゃぎます。
一緒に歩くヘルパーさん達は、石畳の小さな段差にも気を配りながら
周囲の様子や沿道に点在するお店も教えてくださいます。
甘味処、ホットドリンクのスタンド、焼き栗の試食、和雑貨のお店・・。
「yukiさん、かわいい実がなってますよ」
腰の高さの草に指先でそっとふれると、ちっちゃな実と華奢な葉っぱ。
ひとりでは絶対気がつかないその繊細な存在に気づかせてもらえたのが嬉しくて、
なんだか秘密の宝物を教えてもらったみたいな気がして
しばらくそっと、川辺に揺れるその小さな命にふれていました。

洗心橋を過ぎたあたりで哲学の道を左に逸れ、集合場所の広い公園で
お手洗い休憩を兼ねて一休み。
そこへ、誰かが途中で動かなくなったらしいとの情報が。
「ええっ?」
「なんか抹茶パフェの看板の前から動こうとしないって」
「・・・」
でもそろそろバス停にいかないと・・という頃合いに
ちょうど全員公園にそろったので一安心でした。

「食べ歩きの時間、もう少し欲しかったです(笑)」(Tさん)
あはは。確かに現代の哲学の道は甘い誘惑いっぱいの道でしたね。
今度はたっぷり食べ歩き食い倒れツアーも企画したいです。

3.5.手作り体験のちょっと手前

哲学の道から京都駅の西(水族館のそば)エリアへの大移動。
いよいよミステリーツアー最大の難所です。
お昼の時間帯に東山界隈を通るのは避けようと、いつもすいているという噂の
市バス204系統で丸太町通を西に進み、千本通を南下する計画を立てました。
下見の時はばっちりでしたが、当日はどうだろう?
正直ハラハラでした。
結果、予想以上にすいている状態でバス停に接近してきた204に、
「おおー」とどよめきがあがったほどでした。
千本丸太町から乗った6系統はやはり混雑していましたが、あと少しだ、
みんな乗っちゃおう!と乗り込み島原口のバス停に到着。
そこからまたてくてく歩いて、ぴったり予定どおりの12時50分、「かほりの店 明日香」へ
無事到着できたのでした。
よかった〜。
島原口のバス停をおりて程なく
「しまばらしょうてんがいと看板が出ていますよ」
でも通りは非常に閑散としていて商店街のような気配は感じません。
おそらくうちの近くの「修学院プラザ」並みのゴースト商店街か、
もしかしたら昔の商店街の名残で看板だけが残っているんだろうと
さして気にも留めずにいました。
今ふと思い出して調べてみたら、島原口のバス停は普通の「島」なのですが、
やまどりの嶋の「嶋原商店街」というのが京都にあるみたい・・、
間違いない、これこれ。
そして、えっ!なんと!
島原は東京吉原、大阪新町と並ぶ日本最古の花街なのだそうで、
嶋原商店街はその面影を残す歴史ある商店街とのこと。
知らずに通ればただの道にもすごい一面が。
さすが京都、奥が深いです。
毎年夏には「プレミアムフライデー・ビアストリート」という
ビール系のイベントをやっているみたいなので、いつかいってみたいと思います。

では話を戻します。

4.手作り体験

「かほりの店 明日香」さんは、団体受け入れOKにしては
落ち着いた店構えの、閑静な住宅街の一角に建つお店。
当初3階の団体用のお部屋での体験になるとお聞きしていましたが、
事前に視覚障害者の団体であることをお伝えしていたためか、
他のお客さんとの兼ね合いか、1階のスペースで体験させていただくことになりました。
私たちの貸切と思われる1階のスペースには長テーブルが2台あり、
匂い袋と天然石ブレスレットそれぞれに分かれて体験スタートです。
匂い袋作りはお話を聞いたあと、9種類(だったかな)の香りを
テーブルで順に回して確認。中には思わず
「くさ!」と声の上がるものもありました。
単に良い香り、好きな香りだけを加えていけばいいというのではなく
いろいろな役割の素材が調和を生むのだというお話は興味深く、
香りの世界の深淵にふれた気がしました。
その後、3種類のサンプルから好みの香りをひとつ選び、レシピに沿って調合。
1センチほどの匙で5種類ほどの香りの粉(細かな茶葉ぐらいの
フレーク状のものから片栗粉のようなパウダー状のものまでいろいろ)を
だしパックのような不織布の袋に入れていく作業はひとりでもできる!楽しい!
好みで微調整を加えてオリジナルの香りができたら、それを詰めるちりめんの巾着や
下げ紐、結び紐、小さな天然石をリング状につないだ飾りを選ぶのは
ガイドさんに教えてもらいながら・・これがまた楽しい!
そろそろ時間も終わりに近づく頃、ひとりひとり全く異なる
それぞれの匂い袋が完成しました。
ちなみに私は黄色地に花や手鞠の模様のあしらわれた袋にしたのですが、
家で娘に詳しく聞くと、黄色は濃淡のグラデーションになっていて、
淡いところはレモンイエロー、濃いところは山吹色っぽく、黄土色がかった黄色の
ところもあり、花は花びらが5枚で青やピンク、大きさは1センチ前後(大小あり)、
他にピンクの鞠や色とりどりの扇子が描かれているようです。
この辺りを自分がきちんとイメージできるようにいかに上手に聞き出すか、
今後さらに楽しんで工夫を重ねていきたいと感じました。

一方、天然石ブレスレットチームは・・
「天然石は種類がいっぱいあり、同じ種類の石でも色や模様は一つひとつ違うみたいで興味深く感じました。
 ご一緒してくださったガイドヘルパーさん・ゆいさんが、天然石の色や効果を詳しく説明してくださって、
 ブレスレットのデザインも一緒に考えてくださって感謝しています。
 選んだ石を順番に並べてからゴム紐にゆっくり丁寧に通していく作業は初めてで、つい夢中になってしまいました。
 匂い袋についてのお店の人の解説も面白くて気になってしまい、さりげなく聞いていました」(Tちゃん)
Tちゃん、詳しいレポートありがとうございます!
Tちゃんは体験後すぐにブレスレットを身につけたところ、早速健康になった気がすると
おっしゃっていました。効果てきめんです!
あとで何人かのかたが、どんなものを作ったか教えてくださいました。
色とりどりであらゆるパワーを発揮する万能ブレスレット、
落ち着いた色合いのもの、スタイリッシュなセンスの光るもの・・。
聞いているだけで、忘れかけていた様々な色彩がまばゆい玉となって
心にきらきらと煌めくのを感じました。

さて、楽しい時間はあっという間。
手作り体験のあとは交流会を残すのみです。
「かほりの店 明日香」をあとにした一行は、バスで京都駅へ向かいました。
京都駅は行き交う人・人・人・・。
そうでした、きょうは京都混雑予報200%のハイシーズン。
一日の終わりにそれを思い出し、改めて「混雑かいくぐり作戦」が成功していたことに気づきました。
ひとあし先に京都駅でお別れとなるCちゃんにいっぱい感謝をお伝えして、交流会会場へ。

5.交流会

ひとりのときは苦手意識が強く、あまり利用したくない京都駅のバスのロータリーも
ヘルパーさんと一緒ならすいすい。
地下への階段をおり、人をかき分けながら東へ、そして長い通路を南へ。
通路はそのまま私たちを駅直結の商業施設アバンティの中へ送りこみます。
目指す交流会会場「銀座ライオン 京都アバンティ店」は
地下1階レストラン街の中ほどにありました。
個室を予約できるお店は夜間のみの営業のところが多かった中で、こちらは昼間も個室OK、
20名超の団体OKでアクセスもよく、しかもコースではなく単品注文でよかったので
会場に選びました。
メニューは豊富でどれもおいしそうでしたが、私が独断と偏見で
同じぐらいの価格帯の料理を5品、事前に厳選。
皆さんにはその中から一品選んでもらってお店に伝えてありました。
そんなわけで着席後 程なく料理が運ばれてきて、さあ交流だ!
と思ったのですが・・
何しろ時間はすでに3時近く。
しかもお料理おいしい!
しばし食べることに専念してしまいました(笑)
そや、私が司会しないと誰もしてくれんのやった。
「えー、こほんこほん。では皆さん、自己紹介やきょうの感想などお願いします」
当事者、禅和の皆さんそれぞれがひとことずつ思いを共有してくださったあとは
天使の杖のキャラクター、天使ちゃんのお名前決定です。
事前にエントリーしていただいた、どれもかわいいお名前の中から
公正なる投票の結果・・
ジャジャ〜ン!
「テンちぇるちゃん」
に決定いたしました!
天使の杖の「テン」と「つえ」をちょっとかわいく、言いやすく、
エンジェルっぽくアレンジしてくださったそうです。
エントリーしてくださったNちゃん、ありがとうございます!
ほかのかわいい名前を考えてくださった皆様、投票にご参加くださった皆様も
ありがとうございます!

私は弱い存在で、ひとりではできないこともいっぱいありますが
これからもたくさんの想いと一緒に、ひとつひとつの出逢いを大切に、
天使の杖で楽しく歩いていきたいと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。

そしてさらに宴は続くのでした・・・。

★次のページでは、参加者がミステリーレポーターとなって
それぞれのミステリーツアーを語ってくださいます。
ミステリーレポーターの皆さんには、ご自身の好きなおでんの具をかぶって登場していただきます。
どうぞお楽しみに♪
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