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天使なきらら特別企画

大人の修学旅行  めっちゃ遊ぶ視覚障害者


4.その他

私がきららの皆さんから学んだことのひとつに
“その他”の大切さがあります。
三択の答えがその他にあることもしばしば。
もしあなたがその他だとしても、あなたは主役。
誰もが主役。
そんなことを感じさせてくれる、深遠なるその他のあれこれです。

●車内レク しりとり大会
実は私、しりとり大会でのチーム優勝を
レク企画一番の目標にしていました。
目標は10分で200語をつなぐこと。
よーいどん。
結果は150語(※音声で読まれているかたへ。155ではなく150個の単語です)でしたが、
若干 引き気味な他のチームを大きく離しての圧勝でした。
やったぁ!

電車の中 がらがらだからやったとは言え、
言葉の頭とお尻に全神経を集中し、
本気でしりとりができる大人であったあの瞬間。
一生の誇りにしたいと思います。

●夕食も ただでは食えぬ レク企画
というわけで、晩餐を眼前に始まった食べるレク。
せっかくのご馳走も、きれいに食べられないからと
苦手に感じるシーンも多いですが、そこはきらら流。
逆転の発想で楽しんでしまいます。
見えない者同士で伝え合う料理。
左手前の小鉢を担当した私・・
あっ!お醤油をつけずにお刺身を かぷっと食べてしまいました。
きっと他の人もそうだろうと思ったら、お箸の感触や
配膳位置、お皿の感じなどで察知した人や、さりげない左手活用術で
危機回避した人が多くてびっくりしました。

●おふろレク
これは予定にはなかったような気がしますが、
自発的?におもしろみを編み出されていました。

そのあとさらに夜更けのレク、疲れを感じる間もなく
翌日のレクへと続くのでした。
ローンボールズでは、プレイヤーと音源と単位、
一人三役を楽しませてもらいました。
最後の歌レクでは、同じメロディーに身体を揺らし、同じフレーズに声を重ねるうち、
ともに濃い時間を過ごした仲間と心も一つになっていくのを感じました。

コロンブスがもし今の世に生まれていたら
もう何も発見できなくて、普通のおじさんだったかもしれません。
でも私たちの見えない世界は、まだまだ工夫の余地と発見の可能性に満ちています。
修学旅行は終わっても、心つないで進もう。
 ♪みんなで前に 前に
私たちの楽しい未来への冒険旅行は終わらない・・・

5.企画について・関連リンク

今回のレポ実践を含む大人の修学旅行は、
 第28回視覚リハビリテーション研究発表大会
 自分事プロジェクト
での、余暇をテーマとした視覚リハの取組み事例として
当事者であるきららの会の石川さんが企画・実行してくださいました。

主催:視覚障害者ネットワーク きららの会
共催:視覚リハビリテーション協会余暇分科会
   メルマガ色鉛筆
   天使の杖

今回の企画に関わるレクアンケートの結果や
修学旅行最後の宿題レク「旅のキャッチフレーズ作り」から生まれた
言葉のフォトアルバムなど、楽しい企画の様子はこちら
きららの会 レクリエーションに関するアンケート

7月26日、盛岡リハ会では、きっとこの日にご一緒したかた、できなかったかた・・
たくさんのかたの想いとともに発表に臨まれることと思います。
みんなで応援してますね!
2019.6

★当日はありがとうございました。
水景園で最後にみんなに回してもらった植物、思い出しました!
まさか、私が旅行前から気にしていたアレだったなんて・・
バリアフリーイベント企画・運営 株式会社リアライズ アドバイザーさんブログ


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