天使の杖でおいでやす トップページへ戻る

番外編第6話

反乱だョ ダルマ王国さん♪


「テンちぇるちゃん」「テンちぇるちゃ〜ん」「テンちぇるちゃぁ〜ん」

「ハァ〜イ、テテンチェルチェル、テテンチェル〜♪」


 それは王国の片隅から起こりました。
その小さな小さな火種は、しかし忽ち大きな炎となり、
今や王国の全土を焼きつくそうとしていたのです。
前王の崩御、その跡を継いだ現国王の圧政による民の疲弊、
賄賂の横行による偏った政治、司法の判断、一部の富める者と大多数の
貧しい者との格差、その上に相次ぐ課税。
発端は本当に些細な、王国にとっては取るに足りない出来事でした。
とある村の貧しい家の子供が、税の未払いにより、連れて行かれそうに
なったとき、それを止めようとした父親が、役人の抜いた剣により切られ、
間に割って入った母親までもが、その剣によって命を絶たれるにいたり、
村人の怒りが沸点を越え、役人を殴り殺してしまったのです。
まだそれだけでしたら、兵の派遣によりなんなく鎮圧されて終わった事でしょう。
そこに彼らが、勇者ダマルと、魔法使いマーダル、聖女ユキ・スノー・ダルマの三人が
いなければ。
彼らは、民の困窮に心を痛め、偶然が重なったとはいえ反乱を起こす事となった
村人の為にその力を揮ったのでした。
村での小さな勝利が、近在の村の反乱を誘発し、それが、町に、そして
ついには王都にまで広がると、その大波はもう誰にも止めることはできなくなって
いたのです。
壮麗な王宮に向かって雪崩の如く進む群衆と、それを迎え撃つ王国最後の盾となる
近衛の騎士。
雪兎の背に乗った近衛兵が剣、槍を揮うごとに、数人の民が切り飛ばされ、
雪兎の脚に踏みつぶされていったのです。
近衛兵であれば、例え訓練を積んだ相手であっても、一人で数人程度なら互角に
闘え、それが一般民衆であれば、彼ら一騎で十数人どころか数十人でも
たちどころに蹴散らして見せた事でありましょう。
ですが数十人どころか百、いえ数百の民衆相手となれば、
もはやそれは、闘いというものではなかったのです。
切られても、踏みつぶされても、その仲間の屍を踏み越えて人の波が
押し寄せ、ついにはその体を彼らの無数の手によって掴まれ、雪兎ごと
引き倒された近衛兵達は、一人、また一人と民衆と言う波の中に消えて
いったのです。
 その頃三人の勇者たちは、闘いの長期化は、単に国力を削ぐ事にしかならないと、
彼らだけで王宮の深部に潜り込み、王の首級を挙げ、闘いの早期の終息を
狙っていたのでした。
宮殿内の兵はおろか、文官達も全て正門に行っているようで、彼らはなんなく
王の執務室に辿り着く事ができました。
正確に王の執務室に行けたのは、聖女でもある王女ユキ・スノー・ダルマの案内が
あったからです。
辺りの様子を注意しながら扉に手をかけた勇者一向でしたが、扉はあまりにも
呆気なく開き、誰に邪魔される事もなく、中に踏み入る事ができました。
広々とした執務室には、衛兵の姿はもちろん、このような状況であれば、
指示を飛ばす武官、書類をあちらこちらに運び、目を通す文官、連絡に走り回る
者達の姿で鉄火場の様相を呈しているはずなのですが、どちらかと言えば
そこは退廃した雰囲気で満たされていたのです。
そんな部屋の中、自身の大きな机の向こうで、窓の外を眺めながら酒のグラスを
傾ける者こそ、この国の王、ユキ・ドリーム・ダルマ三世なのでした。
王は、三人が入って来た事などなんの関心もないとばかりに、グラスの中身を
呷り、新たな酒を注ごうと瓶の口を傾けたのですが、どんなに瓶を振ろうと、
一滴としてグラスに落ちる事はありませんでした。
「ちっ」と舌打ちをすると、初めて三人に気付いたのでしょう、酔いに曇った
目を向け、
「おいっ、酒がないぞ、さっさと新しい物を持て。」
と、三人に命じたのですが、なにか思うところがあったのでしょう、まじまじと
彼らを見つめてきました。
「はん、誰かと思えば、反乱分子の首魁と、愛しき我が王女様ではないか。
近衛兵どもはもうやられおったのか、まったく誰も彼も口ばっかり達者で
ものの役にも立たぬ奴らばかりじゃ。
まぁよいわ、おい、そこの棚に酒があるであろう、どれでもよい、一本
持ってまいれ。
なんならお前達も、好きなだけ持って行ってもよいぞ、どうせこの城が落ちれば
愚かな民に棚ごと壊されるだけであろう。
まったく、その酒一本に、どれだけの価値があるかなど、奴らには判らぬで
あろうからな。」
空いた酒瓶を机の上に置くと、棚がある先を指差したのでした。
その王の言葉に、勇者の後ろに控えていた聖女が前に進み出たのです。
「お父様、なぜにお父様はそのようになられたのでありましょう。
お爺様がご健在のころは、あれだけ国を愛し、民を愛し、人々の幸福を
常に、一番に考えられておられたお父様はどこに行かれたのでございますかっ。」
それは聖女、いえ、王女の魂の叫びだったのです。
彼女の王を見る目からは、大粒の涙がカランカランと音を立て、止めどなく
床に落ち、きつく握りしめられた手の震えは、いつしか全身に及んでいたのです。
それでも、彼女の言葉が王に届くことはありませんでした。
「はん、何を言うかと思えば。
なにも知らぬと言うのは、なんと幸せな事であろうな。
そうだ、私も何も知らなかった頃であれば・・・。」
何かを思いついた王が、ニヤリと口の端を持ち上げると、
「どうせ、私の首を取れば、この争いは終わるのであろう。
心配するな、こんな首でよければ、いくらでもくれてやるわ。」
だが、その前に、知りたくはないか、この世界の真実を。
そう言うと、王は多少ふらつきながらもイスから立ち上がり、背後の壁に向かって
歩き出したのです。
王の行動に戸惑いを隠せず互いに目配せをし、その場から動かずにいた
三人に気が付いた王は、
「何をしている、お前達をワナに嵌めようとするのなら、もっと上手いやり方など
幾らでもあるであろう。
心配などせず付いてくるがよい。」
そうして再び歩き始めた王の後を追って、警戒は怠らず付いていく三人でした。
壁際まで行くと、なにか法則でもあるのか、王は壁に素早く手を這わせます。
すると、ガコンという音とともになにも無かった壁に浮かんだ線が広がり、
見る見る間に人一人がくぐれる程度の穴が開いたのです。
三人を伴って潜った先は狭い部屋でしたが、王が壁にあるボタンを
押すと、浮遊感を伴って、部屋が上昇し始めたではありませんか。
驚いているのは三人だけで、王は平然とした態度で、壁にもたれかかり、
三人の慌てる様を、嘲る事も無く眺めているだけでした。
さほどの時間を待たず、部屋が止まると、再び扉が開き、そこには、
なにやらツルツルした素材でできた、なんの変哲もない廊下が長く続いて
いたのです。
ただ、その大きさは、彼らが普段使っている廊下の数倍、いえ、数十倍は
あろうかという大きな物でした。
王を先頭に進んでいくと、やがて道は急角度で曲がり、そこで歩みを止めた王は
再び壁を触り始めたのです。
すると、どうでしょう、先ほどの執務室の壁と同様に、壁の一部、いえ、
床から天井まで一本の線が走り、ゆっくりとスライドし始め、徐々に開いていく
隙間からは見た事のないほどの光が溢れ出てきたのです。
あまりの眩しさに、三人は顔を背け、手で目を覆っていたのですが、
しばらくもするとその光に目が慣れてきたのか、少しずつ辺りの景色も
見えるようになってきたのです。
そして、改めて開いた窓を見た三人は、そこから見えるものに、愕然とした
表情となり、ふらふらと光が差し込んで来る窓に張り付き、食い入るばかりに
窓の外の様子に見入ったのでした。
そこから見えたのは、果てしなく、あまりにも果てしなく、どこまでも続く世界が
広がる光景だったのです。
その果ては霞に溶けて見る事はかなわず、立ち並ぶ見た事のない建物の群れ、
図鑑や書物でしか見た事のない植物と呼ばれる木々、その間を歩く初めて見る
動物達。
そしてなにより、どこを見ても彼らの命の素となる雪を見つける事が
できなかったのです。
「ぐぅぅ・・・。」
窓に張り付き、もはや王の存在や、自分達の使命をも塗りつぶしてしまった光景に
目を奪われた三人から、呻き声にも似た声が漏れ続けています。
「まさか、これは、外の世界なのか。
世界とは、神話の通り、死した世界だったのか・・・。」
誰問わず声に出た言葉に、王が応じました。
「そうだ、これが世界の真実だ。
我らの神話は知っておろうな。

(CMキャッチ)
「テンチェルちゃん」「テンチェルちゃ〜ん」「テンチェルちゃぁ〜ん」
「ハァ〜イ、テテンチェルチェル、テテンチェル〜♪」

かつて世界を支配していた雪ダルマは、突然と世界から雪が消えて行くと言う
大惨事に見舞われたのです。
雪ダルマは、雪がなければ生きていく事はできません。
にも関わらず、日一日とその命の雪が消えていくという謎の現象が
起きていたのです。
学者、賢者と呼ばれる者達は、それこそありとあらゆる手段を講じ、知りえる
全ての知識、技術を動員してその対処に当たったのですが、この惨事を
止めるどころか、刻一刻と世界が破滅に向かっていくのを見ている事しか
できなかったのです。
そんな中、勇者ユキ・グレート・ダルマが神のおわす山と言われる
アリャリヤンポス山に登り、神に世界の救済をお願いするために
立ち上がったのです。
それは生半可な道程ではなかったと伝えられています。
刻一刻と消えて行く雪、残り少くなった雪を巡っての争い、奪い合い、
初めて見る獰猛な魔物達との闘い
過酷を極める自然の脅威を退け、ついにアリャリャンポスの頂きに立った彼は、
こに美しい純白の雪の女神を見たのです。
彼は必死に世界の状況を訴え、女神の力で世界を救って頂けるよう願いましたが、
すでに雪の女神でも破滅を止める事ができない程になってしまって
いたのです。
しかし、彼の思いに心動かされた雪の女神は、闇の神ならばあるいはと、
その元へと彼を連れて行ってくれたのです。
高いと思っていたアリャリャンポスの山を遥か足元に見る高さを飛ぶ女神様と
彼女に抱えられた彼は、そこで、初めて世界の全てを見たのです。
どこまでもどこまでも続く広い広い世界、そして、消えゆく雪の世界を。
そこには、もはや雪がほとんど無くなり、死へと向かう世界を改めて認識させる
光景が広がっていたのです。
闇の神の元に着いた彼等は、その力を持ってしてももはや世界を
救う術がないことを知りました。
それをなんとか止めるべく、雪の女神、闇の神の力を借りて
数多の神々の元を訪れ世界の破滅を食い止めるべく奔走したのですが、それらは
全て徒労に終わってしまったのです。
そんな中、魔物の賢者に出会う事ができ、その知恵と助力によって、
光の女神に遭う事ができたのです。
ですが、彼女の力でも世界の破滅を止める事はできませんでした。
もはや万策尽きたと、これまでの礼を述べ、後は神々の御心に従いましょうと
心を決めたユキ・グレート・ダルマの潔さに感嘆した光の女神は、
「残念ながら、もはや世界を破滅から救う事はできぬが、そなたのような者を
滅ぶに任せてしまうには真に惜しい。
この世界が再び元の姿を取り戻すまで、私が作りし世界をそなた達のユートピアと
いたすがよい。」
と新たな世界が作られ、それが雪ダルマ達のユートピアとなったのです。

(CMキャッチ)
「テンチェルちゃん」「テンチェルちゃ〜ん」「テンチェルちゃぁ〜ん」
「ハァ〜イ、テテンチェルチェル、テテンチェル〜♪」

 王は長い長い溜息を吐きました。
「そうだ、これが今私達のいる世界だ。
私も世界の外に、これほど広い死の世界が広がっていると知らなければ、
無邪気に我らの明日を、未来を信じて生きていけたであろう。
私に世界の真実を見せた父をどれだけ恨んだ事か。
見よ、こんな僅かな壁一枚で、私達が全てだと思っていた世界は囲われて
いるのだぞっ。
まるで・・・、まるで檻に囚われた雪兎となにが違うと言うのだっ!。
そんな僅かな世界が、本当の世界のほんの一粒の雪にも満たない世界が
我らに許された世界だと言うのだぞっ!。
しかも、それは光の女神の慈悲によって作られたものでしかないと言うのだっ。
そんな僅かなものに縋って生きて行かねばならぬのなら・・・、いっその事
滅んでしまえば・・・良かったのだっ!。」
窓に縋った王の身体がずるずると崩れ落ち、床にはカランカランと王の目から
溢れた涙のかけらが幾つも幾つも転がって行ったのです。
そんな王の横に、勇者マダルが膝まづくと、
「陛下、陛下は覚えておられないでしょう、私は幼き頃陛下に命を救われた事が
あります。
あれは陛下の皇太子即位の記念パレードの時でした。
沿道で熱狂する観衆に押し出された私は、陛下の行列の前に飛び出して
しまったのです。
近くにいた者達が息を飲む中「不敬であるっ!」と、兵士が槍で私を打ちすえようと
した時、
それをお止めになった陛下が
『見よ、このように小さな子供までもが、行列の前に飛び出してくるほどに
祝ってくれておる。
私はなんと幸せ者であろう!。
うむ、そなたのためにも、私はこの国を必ずや良き国、皆が幸せに過ごせる国と
する事を約束いたそう。
わっはっはっはっはっはっはっはっ♪。』
と私を抱き上げ、大きな笑い声でその場を収めて下さいましたのです。
子供心に私は誓ったのです、きっといつか陛下のお役に立てるように、いつか
陛下に恩返しができるようになろうと。」
そして、思わぬ事を聞いたと言う王の手を取り、
「陛下、いつか、外の世界に参りましょう。
光の女神は言われているではありませんか、
世界が再び元の姿を取り戻すまで、この地を我らのユートピアとせよと
それはいつまでかかるか判りませんし、必ず成るとも限りません。
ですが、いつか再び、我々では無理であったとしても、我らの子供達が、
我らの子孫が、気の遠くなるような未来となるやも知れませんが、外の世界に再び
踏み出せるための一歩を標しましょう。」
王の目に、かつての気力に満ちた、覇気ある光が戻ってきました。
「なるほどの、お前がなぜ勇者と呼ばれるのか、その理由が判ったような
気がするぞ。」
さらに、ダマルの話は続きます。
「ですが、今ここに押し寄せている民を納得させるには、陛下に退場して頂き、
王女ユキ・スノー・ダルマ様にご即位して頂かなければ治まらないでしょう。」
「ワシの首か。」
「いえ、陛下には、退位して頂き、今後は一切国政に関与しないと宣言して
頂きます。
さすれば、陛下にはこれより外の世界に出るための方策に専念して頂く事が
できましょう。
光の女神様は、王の戴冠式には必ず顕現されるものと聞いておりますので、
まずはその時に、女神様に外の世界へ出る事のお願いをしてみてはいかがかと。
我らがその望みを持っていると知って頂けるだけで、今後の女神様の対応も
変わって来るかもしれません、そこから始めてみてはいかがでございましょう。」
悪戯っぽく笑顔を浮かべる勇者に、王は力強く頷いて返したのでありました。

 それから半年後
退位した王と、勇者ダマルは寒風吹く中に、呆然と立っていたのです。
後ろには巨大な山と言ってよい壁がそそり立ち、彼らの前には夜とはいえ、
夢にまで見たどこまでも、どこまでも続く世界が広がっていたのです。
そして二人の横では、品の良い黒服を着た狐頭の男が、片膝を着いて
控えていたのです。
その姿勢でも、彼の背丈は、二人の雪ダルマの数倍の高さがありました。
「申し訳ありません、九尾様より、お二人のお世話を命じられておりますが、
現在日中の気温がまだまだ高く、お二方には過酷なものとなる
状況でございます。
ですが、夜間のこの時間でありましたら、なんとか身体を維持して頂けるで
ありましょうと、不本意であられるかとは存じますが、どうぞお許し頂けますれば
幸いにございます。
後2ヶ月もいたしましたら、日中の外部での活動も可能となりましょう。
現在でもさらに北の地方、もしくは標高の高い場所でよろしければ、
一日お過ごし頂ける場所もございますが、いかがなさいますか。
、申し遅れましたが、私 二尾が外出時のお世話をさせて頂きます。
なにかご要望などございましたら、お気づかいなくお申しつけください。」
軽く頭を下げた二尾は、立ちあがると、二人から少し離れた場所に立ち、
声がかかるまで待機するつもりなようです。
何も言えず、呆気に取られて、同じような姿勢で立ちつくしていた二人は、
目の前に広がる世界を見つめたまま、誰問わず口にしたのでした。
「願いとは、結構簡単に叶うものなのだな。」
「ええ、私は、未だにこの状況が飲みこめないでいるのですが・・・。」
兎にも角にも、彼らは、未来に向けての一歩を踏み出したのでありましたとさ。

番外編第6話 お・し・ま・い・♪
(2021.03 by HI)

◆ ◆ ◆

えー、今回のストーリー、公開準備をしている現在は、
2021年7月も残りわずかとなりました、猛暑の候です。
一方、HIちゃんが原稿をお贈りくださったのは・・、
(2021.03 by HI)
ここ。この部分のとおりでございます。。
このお話は、第12話「妖怪になりたいょ テンちぇるちゃん♪」へに登場した
キュートな雪ダルマさんの物語から、どれくらいとも知れぬほど
長い時が流れたあとの世界のようです・・
だからって、3月にいただいた原稿を真夏まで寝かせておく必要なんてなかったのです。
本当にごめんなさい(ぺこぺこ)
でも真夏に読む雪ダルマ王国の物語は、ひんやりとして、まるで「読むかき氷」。
雪が溶けていく世界の片隅の王国が直面する状況は、真夏に読むと
一層真に迫り、別の意味でもぞくりと涼しくなります。
かくしてHIちゃんの素敵なお話は、うっかり者の私のせいで公開遅延の憂き目に遭ってさえ、
真夏に涼を感じさせてくれるとびきりのプレゼントとして、さらにその輝きを増したのであります。

ストーリーの中で、現実世界と雪ダルマ王国の橋渡しのように登場する二尾さん。
控えめながら、わぁ、この物語、ずいぶんのちの世のお話のようだけど
九尾さんもまだご健在なのね、とか、それまで雪ダルマさんの視点で描かれていた
反乱や神話などのスケールの大きな物語が、実はかなりミニチュアサイズな世界のお話だったんだな、
とか、さりげなくいろんなことを物語ってくれる存在となっています。
HIちゃんのお話は、いつもこんな風に登場人物や情景描写が雄弁で、
くどくない語りからたくさんのことが伝わってくる、奥行きの深いところが
素敵だなあ・・と思うのに、それを書く私の感想がいつもくどくどしくて
皆様のお耳汚しになっているだろうな、と申し訳ない思いでいっぱいです。
が、ここで消したり書いたりを繰り返してさらに公開を遅らす訳にも参りませんので
何卒ご容赦くださいませ。

時々思うことがあります。
私たちの世界も、もっと大きな存在(神様)が時折そっと覗き込む、
ガラスの中の世界なのかも知れない、と。
雪兎に乗って虚しく戦うのは私たち自身かも知れない。 たとえ儚い世界だとしても、そこにある幸せを大切に生きていたい。
いつも改めてそう感じさせてくれるHIちゃん、ありがとうございます。





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